ARC-3

ARC-3 AUDIO ROUTING CONTROLLER

更なる自由と表現力をプレイヤーへ

ARC-3
製品名 ARC-3
概要 AUDIO ROUTING CONTROLLER
定価 Silver 93,500円(税込)※生産終了
Black 99,000円(税込)※生産終了
ダウンロード ARC-3ソフトウェアバージョンアップ
マニュアル ARC-3 寸法図
ARC-3 マニュアル
ARC-3は、ライブ会場、リハーサルスタジオなどの実践的な環境下テストを行い、操作性、信頼性を向上させ完成したフリーザトーンのフラッグシップモデルです。

ギターやベース、エフェクターやアンプが持つ個性を最大限に生かせるように内部電圧+/-15Vdcで動作するHTS (Holistic Tonal Solution)サーキットを内蔵し、入力側、出力側、エフェクターへのセンド及びリターン、信号ライン全体をマネージメント。

フリーザトーンがプロミュージシャンへカスタム製作してきたサウンドクオリティーを提供します。
※ブラックカラーは受注生産です。
※本製品はFREE THE TONEオンラインショップ及び ARCシリーズ取扱特約店のみでの販売になります。

HTS(Holistic Tonal Solution)サーキット搭載

新たにフリーザトーンが開発したHTSサーキットは、ペダルエフェクターに全く新しい概念をもたらしました。

このHTSサーキットは、主に信号の入力部から出力部まで、エフェクターのインターフェイスとなる部分を担います。True-Bypass回路や、一般的に使用されているバッファー回路と電子スイッチのコンビネーション回路が持つ欠点を解決しただけなく、前後に接続される機器との相関性、更にはHTSサーキットに取り込まれているエフェクト回路の動作をも総合的にマネージメントします。

ペダルエフェクターの組み合わせによる相性は、取り扱う信号レベルだけでなく、入出力インピーダンスによる信号の特性に影響されます。True-Bypassを使用したエフェクターを組み合わせて行くと、使用するコンビネーションによって信号の特性がエフェクターを切り替える度に変わってしまいます。この信号の特性の変化が、音質、音像や音の位置に大きく関わります。エフェクターをONにした時とOFFにした時の、根本的な質感の違い、異質な部分を感じた事があるのではないでしょうか。それが、エフェクターに隠された大きな問題点です。

HTSサーキットは、入力回路、ノイズレスエフェクトON/OFF回路、出力ドライバー回路から構成されます。

入力回路は、入力される信号源の状態に応じて適正に信号を受け取り、不必要な帯域のノイズを除去し、ピュアなギター信号をエフェクト回路に送り出します。フリーザトーン製エフェクターのS/Nが非常に良いのも、このHTS入力回路の効果です。

エフェクト処理された信号は、ノイズレスエフェクトON/OFF回路に送られます。この回路は、FET等のスイッチング素子を使用していないため、電子スイッチ回路が持つ独特の歪感や音の鈍さがなく、ギターのサウンドをより生き生きと伝える事ができます。

ノイズレスエフェクトON/OFF回路で選択されたエフェクト音、もしくはバイパス音は、出力ドライバー回路に送られ、最終的に次の機器へと送られます。エフェクトのON/OFF状態に関わらず、信号の出力インピーダンスは一定で、常時安定した信号を送り出します。また、エフェクトOFF時のHTSサーキットは、ギター本体の持つサウンドを自然に忠実に出力します。

HTSサーキットによりマネージメントされたエフェクト音とバイパス音は常に同じ質感を保ち、今までプレイヤーを悩ませてきた問題点を本質的に解決しました。

特徴

  • HTS (Holistic Tonal Solution) サーキット搭載。
  • ディスプレイの視認性やフットスイッチの操作性をあげるため、パネル傾斜は12度の角度を持っています。
  • フットスイッチ同士の間隔は、縦方向71.5mm、横方向80mmで、特注のフットスイッチを採用。反応が早く、素早い操作に対応します。
  • プリセットや設定を行うための専用パネルを装備。エディットメニューの階層をできる限り少なくし、飛躍的に操作性が上がりました。エディットのために多くの時間を割く必要はありません。
  • LINK機能によって2台のARC-3を接続し、操作する事ができます。
  • MUTE LINK機能により、外部フットスイッチからのMUTEコントロールが可能です。
  • DISPLAYモードを切り替える事によって、現在送信しているMIDIチャンネルごとのプログラム・チェンジ・ナンバーが一目で確認できます。
  • 機器の内部基板へ、汗などの水分が直接入り込まないように、フットスイッチ上部のLEDには、レンズを使用し、ディスプレイ部にはフェルト製のシートが裏側に貼付されています。
  • 強度の高いプラスチックモールドタイプのフォーンジャックを採用。長期間の使用にも安心です。
  • MIDIプログラム・チェンジ・ナンバー同時送信数:8(MIDI送信チャンネル:CH1〜CH8 固定)
  • MIDIコントロール・チェンジ・ナンバー同時送信数:8
  • ベーシストが必要なD.I.への信号ラインも考慮しています。HTS入力回路を通過した直後の信号を出力させる端子を設け、その出力ラインにはMUTEスイッチでリンクする事ができるMUTE回路が備わっています。この機能によって、アンプへの出力とD.I.への出力を同時にMUTEする事ができます。
  • ユニバーサル仕様のACアダプターを使用し、AC100V~240Vまで対応します。
  • 演奏時の操作パネルの誤操作を防止するため、操作ボタンの LOCK機能が装備されています。10分間操作しないと自動的にLOCKがかかるAUTO LOCK機能
HTS(Holistic Tonal Solution)サーキット
新たにフリーザトーンが開発したHTSサーキットは、ペダルエフェクターに全く新しい概念をもたらしました。

このHTSサーキットは、主に信号の入力部から出力部まで、エフェクターのインターフェイスとなる部分を担います。True-Bypass回路や、一般的に使用されているバッファー回路と電子スイッチのコンビネーション回路が持つ欠点を解決しただけなく、前後に接続される機器との相関性、更にはHTSサーキットに取り込まれているエフェクト回路の動作をも総合的にマネージメントします。

ペダルエフェクターの組み合わせによる相性は、取り扱う信号レベルだけでなく、入出力インピーダンスによる信号の特性に影響されます。True-Bypassを使用したエフェクターを組み合わせて行くと、使用するコンビネーションによって信号の特性がエフェクターを切り替える度に変わってしまいます。この信号の特性の変化が、音質、音像や音の位置に大きく関わります。エフェクターをONにした時とOFFにした時の、根本的な質感の違い、異質な部分を感じた事があるのではないでしょうか。それが、エフェクターに隠された大きな問題点です。

HTSサーキットは、入力回路、ノイズレスエフェクトON/OFF回路、出力ドライバー回路から構成されます。

入力回路は、入力される信号源の状態に応じて適正に信号を受け取り、不必要な帯域のノイズを除去し、ピュアなギター信号をエフェクト回路に送り出します。フリーザトーン製エフェクターのS/Nが非常に良いのも、このHTS入力回路の効果です。

エフェクト処理された信号は、ノイズレスエフェクトON/OFF回路に送られます。この回路は、FET等のスイッチング素子を使用していないため、電子スイッチ回路が持つ独特の歪感や音の鈍さがなく、ギターのサウンドをより生き生きと伝える事ができます。

ノイズレスエフェクトON/OFF回路で選択されたエフェクト音、もしくはバイパス音は、出力ドライバー回路に送られ、最終的に次の機器へと送られます。エフェクトのON/OFF状態に関わらず、信号の出力インピーダンスは一定で、常時安定した信号を送り出します。また、エフェクトOFF時のHTSサーキットは、ギター本体の持つサウンドを自然に忠実に出力します。

HTSサーキットによりマネージメントされたエフェクト音とバイパス音は常に同じ質感を保ち、今までプレイヤーを悩ませてきた問題点を本質的に解決しました。

仕様

ループ数 8(シリーズ・ループ:7 セパレート・ループ:1)
プリセット数 640(64 バンクx 10プリセット)
コントロール端子 6系統(ラッチ、モーメンタリー切替可能)
エクスプレッションペダル 1系統
入力インピーダンス 1MΩ(HTS-IN)
出力インピーダンス 200Ω以下(HTS-OUT、OUT-A、OUT-B)
電源 DC12V 専用ACアダプター(FA-1220D-JA)
消費電流 約700mA
サイズ 446(W)×138(D)×69(H)mm (フットスイッチ、ジャック等の突起物含む)
重量 約2.0Kg (付属品を含まず)
付属品 保証書、取扱説明書、専用ACアダプター(FA-1220D-JA)、ゴム足×4個

よくあるご質問

ARC-3でMIDI対応エフェクターは何台制御可能ですか?
ARCシリーズでは複数のMIDI信号を同時送信可能です。ARC-3は最大8台まで個別に制御可能です。
ARC-3で複数台のエフェクターをMIDIで個別に制御したいのですが、うまくできません。
ARC-3は初期状態でMIDI TX Globalという機能がONになっており、MIDIは1チャンネル限定使用の状態になっております。
これを下記手順にてOFFにすると最大8チャンネルのMIDI信号を送信します。

1)「マニュアル10Pの項目(2) MIDI TX Global」の手順に従いエディットモードでMIDI TX GlobalをOFFにしてくだい。
2) ARC−3のエディットモードを解除してプリセットモードにします。
3)「マニュアル7Pの項目(2) MIDI 8チャンネル分(CH1~CH8固定)を使用し、複数のMIDI機器をコントロールする場合」の手順に従い送信したいMIDIチャンネルでPC#(プログラム・チェンジ・ナンバー)を記憶させてください。
ARC-3でループに入れていないMIDI対応エフェクターはコントロール可能ですか?
MIDIケーブルで接続すれば最大8台まで個別に制御可能です。
空間系、モジュレーションはアンプのセンド・リターンを使って構築したいとおもっています。この場合、アンプのセンドをIN-Bに、LOOP5~7に空間系のコンパクトFXを入れるというような事は可能でしょうか?
Ampのセンド・リターンとARC-3の接続に関してですが、基本的にARCシリーズはAmpのインプット端子の前に接続することを前提に設計されています。そのため、センド・リターン信号をARCへ接続することは推奨していません。(接続するケーブルが長くなり、さらにグランドループを形成するためノイズ発生の原因になるためです。)
ただし、センド・リターンの信号をARC-3のセパレートループLoop8に接続してご使用いただく事は可能です。(その他のLoopにAmpのセンド・リターンの信号を接続するとグランドループが形成されハムノイズが発生します。)
ARC-3とARC-53Mはリンクして使用可能ですか?
ARC-53Mにはリンク端子が装備されておりませんが、MIDI対応になっておりますので、MIDI接続する事により2台を同時に使用する事ができます。
例)ARC-3 MIDI OUT→ARC-53M MIDI IN

上記接続の場合はARC-3でプログムしたMIDIプログラムチェンジナンバーをARC-53M が受信して、ARC-53Mの特定のプログラムを呼び出せます。これによりARC-3でARC-53Mをコントロールする形になります。
<注意>
プログラムチェンジナンバーは1~128番までなので、ARC-3からARC-53Mのプリセット呼び出しも128までになります。
ARC-53Mは10プリセット×20バンク=200プリセットですが、プリセット129番以降はARC-3からは呼び出しできません。
BOGNER社のエフェクターのBOOSTとBYPASSをARCでリモートコントロールすることは可能ですか?
BOGNER社製品は一般的なコントロール信号の方式とは異なります。ARCシリーズではBOGNER社製品に対応するモードとして「モーメンタリー2」という設定を用意しております。C1/C2のジャックにステレオケーブルを接続すれば、BOOST(C1)とBYPASS(C2)両方コントロール可能です。
C3のジャックにモノラルケーブルを接続すれば、BOOSTのみコントロール可能です。
*コントロールタイプの設定方法はARC-3マニュアルP11の項目(3)をご確認ください。
ボリュームペダルはARC-3のどこに接続すれば良いですか?
1. ギターのボリュームを絞るのと同じ役割をする場合
ギターとARC-3のHTS-INの間にVolume Pedalを接続します。この場合、使用するVolume PedalはHigh impedanceのタイプです。
2. ボリュームペダルをマスターボリュームコントロールのように使用する場合
ARC-3とアンプの間に接続します。使用するVolume PedalはLow impedanceのタイプです。
3. 2のようにマスターボリュームコントロールとして使用しますが、ボリュームを絞った際にもディレイ音を残したい場合やディレイを使用したボリューム奏法を行いたい場合は、ディレイペダルの前にVolume Pedalを接続します。
ARC-3で使用するのに推奨のエクスプレッションペダルはありますか?
当社で推奨する10k〜25kΩのボリュームペダルは下記の通りです。
BOSS社 FV-500L、EV-5
ERNIEBALL社 VP JUNIOR 25K
ERNIEBALL社 6167
*FV-500Lはステレオケーブルで接続できます。ERNIEBALL社の2機種はステレオYケーブルで接続します。
ARC-3と機器をMIDI接続するとノイズが発生して、MIDI接続を外すとノイズが無くなります。何故ですか?
稀にARCシリーズ(またはスイッチャー全般)とMIDI接続するとノイズを発するエフェクターやアンプがあります。これはエフェクター(またはアンプ)のMIDI受信回路がシグナル・グランドと接続されていることによってグランドループを構成形成してしまい、それが原因でノイズが出るという症状です。
この場合、エフェクター(またはアンプ)の回路設計が問題なので、ARCシリーズ(またはスイッチャー全般)側では解決できません。グランドをリフトした専用のMIDIケーブルを作製する必要があります。

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